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まつもとブログ

歯周炎の原因とは

2019年1月25日 (金)

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みなさんこんにちは。

稲城市の歯医者、まつもと歯科クリニックです。
今回は歯周炎について説明していきます。
加齢とともに歯を失うリスクは高まっていきますが、歯を失う原因は虫歯だけではありません。
むしろ、歯周炎によって歯を失う確率の方が高く、稲城市でも歯周炎の治療のために歯医者に通う人は少なくありません。

虫歯は、歯の表面に付着した粘着性の細菌である歯垢(プラーク)によって、歯そのものが浸食されて起こりますが、歯周炎は、この歯垢によって歯肉に炎症が起こる病気です。
初期の段階では自覚症状がありませんが、口臭の原因となったり、歯周炎が進行すると歯を失う原因となります。
口臭が気になって稲城市のまつもと歯科クリニックを訪れ、歯周炎と判明した患者もいます。

歯垢は、口の中の細菌が食べ物の残りかすや糖分などを栄養源として増え、ネバネバとした黄白色の物質となって歯の表面に付着したものです。
粘着性が高いため、歯磨きをしても綺麗に落ちないことも多く、そのままにしておくとさらに増えていきます。
歯垢は増殖しながら酸を発生するために歯の表面のエナメル質を溶かしてしまい、虫歯の原因となります。

歯に定着した歯垢は硬く変化して歯石となり、自宅で歯磨きするだけでは取れないので、歯医者で除去してもらう必要があります。
歯石は細菌の温床となるため、放置しておくと歯茎にも細菌が侵入していきます。

歯の根は、歯茎の中で歯槽骨という骨によって支えられています。
細菌の侵入によって歯肉炎になると、歯茎が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。

そのまま進行すると、歯と歯肉の境目の歯周ポケットと呼ばれる部分が深くなり、歯槽骨が溶けてしまいます。
支えを失った歯がグラグラするようになり、やがては抜けてしまうということになるのです。
このように、歯周炎の直接的な原因は、歯磨きが十分でないために歯の表面に残って増殖していく歯垢(プラーク)ですが、口腔内でのトラブルも歯周炎の間接的な要因となります。

歯並びが悪かったり、虫歯治療をした際の被せ物が歯に合わなかったりすると、磨き残しが増え歯垢がたまりやすくなります。歯ぎしりも、歯や歯茎に強い力をかけるため、炎症を起こしやすくなります。
そのため、稲城市では歯ぎしりの対策を行っている歯医者もあります。
生活習慣の中にも間接的な原因があります。ストレスが多い生活や不規則な食生活も、抵抗力を弱めることになるので、歯肉炎が悪化しやすくなります。
また、喫煙も間接的な要因の一つです。喫煙によって血管が収縮するので、血行不良を引き起こします。
そのため、歯周炎の細菌に対する抵抗力が低下し、歯肉炎が進行しやすくなってしまうのです。


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