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まつもとブログ

本当に怖い歯周病

2017年4月12日 (水)

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皆さんこんにちは。
稲城市矢野口の歯医者 まつもと歯科クリニックです。
今回は、歯周病についてご説明させていただきます。
「最近冷たいものがしみる」
「歯磨きを強くすると歯茎から血が出ることがある」
「歯と歯茎の境目が広がった気がする」
そう思われたことはありませんか?
こんな症状に気づいた方は、実は歯周病になっている可能性があります。
【歯周病って】
歯周病は歯周組織と言われる歯を覆っている場所が炎症を起こしている状態です。
原因は細菌感染、他の病気によるもの、薬の影響など多くありますが、細菌感染によるものは生活習慣病の1つとされ、日本国内でも世界的にも最多の感染症と言われています。
【歯周病の種類】
歯周病には歯肉炎と歯周炎があります。
歯肉炎は主に感染によって歯茎の歯肉が炎症を起こし腫れている状態です。
歯周炎は歯肉炎が進んだ状態で、初期の段階では歯と歯茎をつないでいるセメント質が壊されてしまい隙間ができます。
さらに進むと歯を包み込む歯根膜や、歯を支えている骨の歯槽骨も壊されてしまい最後には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい感染症です。
【歯周病の原因は?】
歯周病は口の中の細菌が主な原因になります。
細菌が食べ物の残りかすを分解しながら増殖するとプラークと言う塊を作り出します。
いわゆる歯垢と呼ばれているものです。
このプラークが歯と歯茎の隙間に溜まると体の免疫細胞はプラークを攻撃して除去しようと働きます。
そのためまず初めに最も外側の歯肉が炎症を起こし歯肉炎となります。
この段階で原因のプラークを除去すれば歯肉炎は収まりますが、さらにプラークが溜まりセメント質→歯根膜→歯槽骨と炎症が進むことで歯周炎と進行してしまいます。
【歯周病の予防は?】
歯周病の予防には原因となるプラークを減らすことが第1の予防になります。
プラークを減らすためにはやはり毎食後の歯磨きが大切です。
最近では歯と歯の隙間を磨ける高性能な歯ブラシが多く出ていますので、仕事で忙しい方も昼食後も必ず行う習慣を身につけると良いでしょう。
また、歯周病の原因となる細菌は歯の表面だけにいるわけではありません。
実は舌の表面も細菌の住処になっています。
歯磨きが終わり、口をすすぐ前に歯ブラシで舌の上も奥から手前へそっと撫ぜるだけで多くの細菌を追い出すことができます。
ですが、歯磨きだけでは歯の汚れを全て落としきる事は出来ないと言われています。
僅かに残ったプラークは石のように硬い歯石になってしまいます。
この歯石が歯周病の大きな原因と言われており、歯磨きで取り除けない厄介な汚れです。
そこで歯科医院を定期的に受診しPMTC(専門的機械歯面清楚)と呼ばれる歯石を除去する清掃を定期的に受ける事で溜まった歯石を除去でき、歯周病の予防につながります。


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